2012年11月20日

紅葉最盛期の混雑

 11月18日の日曜日は、今年1番の混雑だったようだ。
 紅葉は最盛期に入ったし、朝は雲ひとつなかったし、しかも前日は雨だったので、どっと繰り出した。

 高尾は混む。
 むしろ「混まなきゃ高尾じゃない」というのが正解だろう。

 ベテランの山やを自認する人の中には、渋滞の高尾山に行く人を軽蔑するかもしれない。
 しかし、高尾に限らず、名の知れた山のシーズン中は、結構混むものだ。

 丹沢表尾根行者岳、北アルプスでは奥穂高山荘の少し先、槍の穂先、唐松五竜間の牛首、中央アルプス宝剣岳など、鎖場では渋滞がよく起こる。
 ロープウエイでもアルペンルートや中央アルプス千畳敷は2時間待ちになるし、南アルプス広河原に行くシャトルバスは長距離だがすごい混雑となる。


 以下、11月18日の午前のみだが混雑状況をレポートする。
 今度の3連休に出掛ける人の参考になれば幸いだ。

高尾山口 7:35
  京王線は真ん中から後ろが少し立つ程度。
  駐車場は駅前、薬王院祈祷殿とも、ほんの少し余裕あり。

清滝駅 7:50
  ケーブルは7:30から運転
  既に20分待ち
  リフトは8:15から運転

稲荷山尾根 7:50〜8:30
  前後を見回すと、10グループくらいが歩いている程度。
  グループ間の平均距離は10m程度。
  追い越しもスムーズにできる。
  早くも下りの人と20人前後すれ違う。
  途中から垣間見る圏央道高尾山ICは渋滞なし。

高尾山から小仏城山 8:30〜9:05 
  前後を見渡すと、常に人がいる程度
  紅葉台 休んでいる人は20人
  一丁平トイレ前 休んでいる人は20人
  一丁平展望台 景色を見ている人は10人

小仏城山 9:05〜9:20 
  ベンチは1/3埋まる
  休んでいる人は30人
  新しいトイレもがらがら

小仏城山から高尾山 9:20〜9:50
  すれ違ったのは200人
  まだ混んでいる感じはしない

高尾山頂 9:50〜9:55
  富士山展望台上下2段にそれぞれ50人立っている。
  ベンチは満席
  地べたに200人が座っている。
  直下の豪華トイレは男女とも空き有

高尾山頂から1号路を薬王院まで 9:55〜10:05
  登りは切れ目なし。
  奥の院直下の階段で登りの渋滞発生。
  願叶輪潜は意外と空いていて30人。
  本社、本殿のお参りもスムーズにできる。
  お札等の売店も待ちなし。

薬王院から霞台まで 10:05〜10:20
  女坂を除き、登りは牛歩状態
  ただ、道が広いので登りの渋滞なし
  浄心門では道選びに迷っている人がいて、みないったん止まる。
  霞台関東平野展望台の最前列に行くには、かなり待つ。

霞台から1号路を高尾山口 10:20〜10:40
  ケーブル、リフト駅を過ぎても登る人の数は減らない。
  5列から7列くらいになって登ってくる。
  登りの人は道一杯に広がって来るので、下りの人は体を横にして何度も止まらなくてはならない。
  金毘羅展望台は意外な混雑。100人以上
  清滝の待ち時間はケーブル、リフトとも80分。
  清滝から高尾山口駅までは、常に横一杯に広がってくるため、端を強引に歩かないと進めない。

高尾山口から高尾(京王線) 10:50〜10:55
  高尾山口行き下り電車は、一番前は少し空席有
  しかし、真ん中から少し後ろに掛けては高尾駅でドアが閉まりにくいほどの混雑。
  車両により、混雑の差が激しい。

  甲州街道は、高尾駅から高尾山口までは少なくともすべて渋滞
  高尾山口に着いても駐車場に入れる車はごく僅かだろう。
  あぶれた車は、浅川トンネルを抜けて高尾駅付近に戻ることになる。

 
 高尾評論は午前中で帰ってしまったが、比較的信頼できる筋からその後の状況を聞いた結果は以下の通り。
・9時には高尾駅から先の甲州街道は渋滞発生。
・10時半には高尾山頂直下の豪華トイレで、男子の方も待ちが出た。
・11時に清滝駅出発し、稲荷山尾根を人の流れに沿って歩いた結果、高尾山頂までの所要時間は1時間40分。
・16時高尾山口発の京王線は、一番前は席に空きあり。真ん中はすごい混雑。



 11月23日〜25日の3連休のうち、最も天気がいい日が今年の最混雑日と予想される。
 
 登山道の渋滞が気にならなければ、1号路を通ればよい。
 いつもよりも紅葉をじっくり見ることができる。

 もし渋滞がいやならば、8時前に高尾山口を出発すればよい。
 それが不可能なら、1〜6号路、稲荷山尾根、高尾山口清滝間、高尾山頂紅葉台間のコースを除いて歩けばよい。
 陣馬高尾縦走路でも紅葉台の奥は混むことは混むが、渋滞まではいかないだろう。
 高尾山中なら、金毘羅尾根、蛇滝、日影沢など、静かな道はたくさんある。
 東高尾縦走路も、高尾山口からいきなり入れる静かな道だ。


 11月18日は、風はやや強かったが、スカイツリーや江の島もはっきり見えたし、富士山も午後2時くらいまで隠れなかった。


 もし初めて高尾を訪れた皆さんの中で、
 「渋滞以外、高尾が気に入った」
 という人がいたら、ぜひ12月以降も来てほしい。

 ダイヤモンド富士が見える冬至前後と初詣以外は、紅葉時とは見違えるほど空いている。
 防寒具に身を包みながら南アルプスまで見る冬は、高尾評論が一番お勧めする季節だ。













posted by 高尾評論 at 20:20| 東京 ☀| Comment(0) | 紅葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月13日

高尾の紅葉

1号路
‐紅葉を観るという点では、お勧めルート‐
 あまりにも常識的過ぎるが、高尾の紅葉でお勧めなのは、やはり1号路になる。
 まず、紅葉する木が多い。
 それから、道が広いため、紅葉を見上げながら歩いても安心だ。
 金毘羅展望台から高尾山頂までは、尾根道になっていて、日当たりがいい。
 紅葉が映えるのは、日光に当たっている場所だ。
 1号路は天気が良ければ、ほぼ1日中、日が差し込んでいる。
 薬王院の各施設もほとんどは南側を向いているので紅葉を見るにはいい。
 神社仏閣には紅葉が似合う。
 高尾山口駅からケーブル清滝駅までと、ケーブル高尾山駅から高尾山頂までは、天気が良ければ、土日は牛歩状態になることは間違いない。
 特に、道が狭くなる薬王院から高尾山頂は、大渋滞になる可能性がある。

ケーブル、リフト
‐これも紅葉を観るという点ではお勧め‐

 ケーブル、リフトの沿線も、モミジを初めとして紅葉が賑やかだ。
 沿線のモミジの数はケーブルの方が多い。
 というよりも、モミジのトンネルを抜けていく感じだ。
 しかし、ケーブルだと一番前か一番後ろを陣取らない限り、左右どちらかの景色しか見えない。
 すし詰めの車内で、通路のど真ん中で身動きができなければ、背の低い人など、どこも見られない悲劇も起こりうる。
 ゆっくり紅葉を堪能したければ、多少待ち時間が増えても、リフトの方がいいだろう。

 なお、ケーブル、リフトとも、東側斜面に架かっているので、紅葉は午前中が映えることになる。
 午後の下りは午前の登りよりも待ち時間が増えるし、太陽も陰ってしまう。

高尾山中の他のルート‐1号路よりも渋滞するかも‐
 稲荷山尾根 
 稲荷山尾根は尾根道だから日当たりはいい。
 東向きのため、午前中の方がいいだろう。
 ただ、1号路に次ぐ人気コースであり、道幅は1号路よりもずっと狭いため、すれ違いに気を使いそうだ。
 特に、6号路分岐と5号路交差点との間は、極端に道が狭く、渋滞がよく起こる所だ。
 場合によっては、1号路よりも時間がかかる可能性がある。

 6号路
 6号路は谷間になるが、東向きに口が開いているため、午前中なら日が差すこともある。
 歩き始めのケーブル路線に並行した道の右側は、一面モミジだ。
 撮り鉄がケーブルカーを狙っているが、ケーブルなしでも写真を撮りたくなる場所だ。
 琵琶滝より上は、11月中は登り専用になるので、すれ違いのストレスはない。
 下りには使えないので、高尾山口方面に歩いて帰るのなら、1号路、稲荷山尾根、霞台から病院前コースを使うことになる。

 4号路 
 4号路も吊り橋前後を始め、渋滞が予想される。
 北側斜面のため、日が当たる場所は少ない。

 3号路 
 3号路は広葉樹が多いが、特に浄心門側の道幅が狭いので要注意だ。
 すれ違う際、譲る方は山側に寄って、ザックを後ろ側にして待ちたい。

0号路と病院前コース
‐最混雑時の最短ルート‐
0号路
 薬王院で身動きがとれないくらい混んでいたら、思い切って0号路を通る方法もある。
 薬王院の護摩受付所を過ぎたら、本殿への階段を登らず、客殿、有斐閣のすぐ左の細い道を通る。
 すぐに車道と合流し、道なりに行けば高尾山頂まで繋がる。
 
 逆に高尾山頂から下る場合は、直下の豪華トイレを3号路に下る。
 途中で3号路は車道から外れるが、0号路はどこまでも車道を行く。
 そのままで薬王院に到着する。

 基本的に車道であり、味気ないと言えば味気ないが、紅葉もまあまあいいし、混雑からは解放される。

 病院前コース
 6号路を歩き、妙音橋で6号路を分かれてもさらに舗装された道を登っていく。
 高尾病院の前を通り、駐車場の先で、やっと土の道になる。
 登山道は急だが、その分距離が短く、ひと汗かく頃には浄心門に着く。
 下りは入り口に「上級者用」と書いてあるが、たいしたことはない。
 傾斜が急な割には足元がしっかりしていて、歩き方が悪くない限り、滑ることはない。
 0号路とともに、穴場的なコースだ。

 最混雑時には、この0号路と病院前コースの組み合わせが、高尾山口と高尾山頂との間の時間的最短コースになるのではないか。

紅葉台、金毘羅展望台
‐紅葉のお勧めスポット‐

 紅葉台は、高尾山頂から陣馬高尾縦走路を行ったところにある。
 高尾山頂から一旦階段を下り、少し登り返したところで、足が速い人なら高尾山頂から10分もかからない。
 その名の通り、モミジに囲まれた場所で、富士山の眺めもいい。
 但し、ここもシーズン中は高尾山頂ほどでないが、ベンチに座れないくらい混む。

 空いていて、なおかつ富士山が良く見えるところなら、陣馬高尾縦走路をどんどん進めばいい。
 ただ、陣馬高尾縦走路は、人工林もかなりあり、紅葉が高尾山中よりも優れているかは疑問だ。

金比羅展望台 
 金比羅展望台は、1号路の清滝と霞台の間から少しわき道にそれたところにある。
 ここを経由しても、1号路本道を歩くのとほとんど変わらないので、ケーブル、リフトを使わずに1号路を歩く場合は、ぜひ寄ってほしい。
 金毘羅展望台自体の紅葉は、特筆すべきものではない。
 ここから眺める八王子市街の紅葉が見ものだ。
 国道20号線である甲州街道のイチョウの街路樹が、銀色の帯となって輝く。
 見ごろは、高尾山中の紅葉が終わってから、12月上旬になるはずだ。
 もちろん、甲州街道沿いで見るのもいいが、この風景は山の上からならではのものだ。


午後の高尾山以北の下山ルート 
 高尾山中の道は、東向き斜面が多いため、どうしても見ごろは午前中になる。
 高尾山頂から陣馬高尾縦走路を遠征し、西日を浴びながら紅葉を眺めるルートはどこがいいだろうか。

小仏城山から相模湖駅
 小仏城山からの下山路は、西向きとなる。
 基本的には尾根筋を下るルートで、広葉樹が夕日に照らされる。
 国道20号線の千木良までは割とすぐに出られるが、ここでバスに乗ってはもったいない。
 できれば弁天橋を渡るルートをとることにしよう。
 国道20号線を横切り、一旦住宅街を通るが、すぐに相模川に向けて下りとなる。
 相模川を渡る弁天橋の辺の紅葉は、山の上とは違った風情がある。

陣馬山から一の尾根
 この道は南西方向に下ることになり、やはり夕日を浴びながら歩く。
 一部にアップダウンがあるが、終始穏やかな勾配が続く。
 後半の山村風景も晩秋の雰囲気を盛り立てる。
 一日の山行の終わりを味わうにはとっておきのルートだ。


日没は4時半、お昼は11時半 
 11月の連休中日の24日(土)は、東京の日没は午後4時30分ちょうどだ。
 これは、真冬である1月や2月よりもずっと早い時刻だ。
 高尾に来る人はさまざまで、山に登る意識も少ない人もかなりいることは確かだ。
 高尾評論が、危機感の欠落を一番感じるのは、日没近くになっても平気で登ってくる人があまりにも多いことだ。
 懐中電灯がなく、真っ暗な道をまともに歩けると思っているのだろうか。
 これからの時期、昼間はそれなりに暖かくても、夜になるとぐっと気温が下がるのが分かっているのだろうか。

 稲荷山尾根を下るのなら、普通の人で、午後3時までに高尾山頂を出発したい。
 11月のケーブルカーの最終は、土日が18時、平日が17時45分だが、その時間にはすっかり日が暮れ、かなり冷え込む。
 
 ついでに言うと、11月24日の南中時刻は11時30分ちょうどだ。
 街中の生活だと、昼食や昼休みは12時過ぎの事が多く、休日は更に遅くなる傾向があるが、東日本にある高尾の太陽は、それに合わせてくれない。
 長距離を歩くのなら、11時半には山行の半分をこなすようにしておきたい。




















posted by 高尾評論 at 20:34| 東京 ☀| Comment(0) | 紅葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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